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『源語秘訣』(げんごひけつ)は、一条兼良が『源氏物語』の秘事を記し、子息・一条冬良に伝えた秘伝書である。以下の名称でも呼ばれる。 *『源語秘訣抄』(げんごひけつしょう) *『源氏十五箇奥義』(げんじじゅうごかおうぎ) *『源私抄』(げんししょう) *『源氏秘説』(げんじひせつ) *『源氏十七ヶ条秘訣』(げんじじゅうしちかじょうひけつ) *『源氏不審抄』(げんじふしんしょう) *『源氏物語之内秘事十五ヶ条』(げんじものがたりのひじじゅうごかじょう) *『源氏物語秘訣抄』(げんじものがたりひけつしょう) *『源氏物語秘事』(げんじものがたりひじ) == 著者 == 一条兼良は室町時代の公卿・摂政関白で古典学者である。一般に「かねら」と呼ばれることが多い。兼良の著作とされる抄出・注釈・評論・随筆・戯作は『辨疑書目録』(べんぎしょもくろく)によって窺える。『辨疑書目録』は兼良の著作書目を多く載せている(すべて著作というわけではなく、学ぶ際に書写・抄出・覚書の形式をとり、後世から著作とされることもある)〔永島福太郎著『人物叢書 新装版 一条兼良』吉川弘文館 1988年(昭和63年)12月〕。この中に『花鳥余情』のほか、難語を解釈した『源氏物語和秘抄』(『和秘鈔』とも)、光源氏の年譜である『源氏物語年立』、有職故実を記す『江家次第』なども記されている。研究は公事の根源を究めるため、学は和漢、神儒仏教の3教にも及んでいる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「源語秘訣」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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