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源頼実[みなもと の よりざね]
源 頼実(みなもと の よりざね)は、平安時代後期の官人・歌人。美濃守源頼国の三男。和歌六人党の一人。 == 経歴 == 歌道に熱心で叔父頼家と共に中級貴族の歌人集団である和歌六人党を構成した〔「人名索引」『後拾遺和歌集』 (1994年、岩波書店) P46〕。蔵人所雑色であった長元8年(1035年)には「藤原頼通家歌合」(「関白左大臣頼通歌合」)に同じく雑色の藤原経行、源斉頼らと共に出席(「賀陽院水閣歌合」『類聚歌合巻』)〔「歌合」『栄花物語全注釈』六 (1976年、角川書店) P320〕。また源師房の邸宅・土御門殿によく出入りしていたことが知られ、長暦2年(1038年)及び長久2年(1041年)の「権大納言師房歌合」のほか「橘義清歌合」などにも出詠、長久4年(1043年)に蔵人に補されたが、翌同5年(1044年)に30歳の若さで早世した〔「人名索引」『後拾遺和歌集』 (1994年、岩波書店) p46〕。 なお『尊卑分脈』では一子頼季を源頼信の三男頼季と同一人物とし、子孫に井上氏の系譜を連ねるが詳細については不明〔『尊卑分脈』清和源氏頼光流系図〕。
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