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準急形電車 : ウィキペディア日本語版
急行形車両[きゅうこうがたしゃりょう]

急行形車両(きゅうこうがたしゃりょう)とは、急行列車への使用を主体とする車両である。本来は日本国有鉄道(国鉄)・JRが規程した車両区分の一種で、構造の定義としては「客室が出入口と仕切られ、横型の座席(いわゆるクロスシート)を備え、長距離の運用に適した性能を有する車両形式のもの」を指すものである〔ネコ・パブリッシング『JR全車輌ハンドブック2009』 p 15 〕。元来は準急列車で使用していたことから準急形車両としてキハ55系でこの区分が初めて使われ〔交友社『鉄道ファン』No.572 p 16〕、急行列車への進出や格上げにつれて急行形車両と呼ばれるようになった。液体式気動車及び新性能電車12系客車で採用された区分であり、旧型客車や旧性能電車は、この区分に明確に分類されるものではない〔交友社『鉄道ファン』No.413 p 50〕。
当項目では国鉄・JRにおける急行形車両を主題とし、上記の定義による車両のほか、国鉄・JR以外の急行列車の運用を主体とする車両も含めてこう称する場合もあるため、同種の車両として解説している。
== 概要 ==
急行列車として使用することを前提に設計され、それに適した走行性能・車内設備を有する車両を指す。日本国有鉄道(国鉄)が規程した鉄道車両の分類の1つでもある(車内設備の特徴については後述)。また、修学旅行列車用として、主にこれを専門とする電車である155系・159系・167系や気動車であるキハ58系800番代についても、運転性能がほぼ同じであり、多客時に臨時急行列車として運用されていたため、広い意味で急行形に含まれる。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「急行形車両」の詳細全文を読む



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