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滝口入道[たきぐちにゅうどう]
『滝口入道』(たきぐちにゅうどう)は、高山樗牛が1894年に書いた小説。樗牛にとって処女作であり代表作であり、また唯一の小説である。 ==発表までの経緯==
*1893年、樗牛23歳のときに東京帝国大学文科大学哲学科に入学。その年の11月、「読売新聞」が1等賞100円、2等賞に金時計1個を賞品とした歴史小説を募集した。このときの審査員は尾崎紅葉、依田学海、高田半峯、坪内逍遥らだった。また、入選作品は読売新聞本誌で連載することが決められていた。 *応募規則では、応募者は匿名で、入選した際に氏名と住所を通知することになっていた。また掲載時も本人の希望があれば名をふせることができた。 *樗牛は、『平家物語』にある斎藤時頼(滝口入道)と横笛の悲恋を題材に小説を書き、応募規則にならい匿名で応募した。 *1894年4月に結果発表された。応募作品は小説16編、脚本6編だったが、1等賞に該当する作品がなく、樗牛が匿名で応募した『滝口入道』が2等賞に当選し、33回にわたって連載されることになった。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「滝口入道」の詳細全文を読む
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