翻訳と辞書 |
滝室坂
滝室坂(たきむろざか)は、熊本県阿蘇市一の宮町坂梨にある、国道57号の峠道である。 == 概要 == 滝室坂は、熊本藩主・細川氏が参勤交代に利用した豊後街道の最大の難所である。高低差200メートル、距離にして3キロメートルにおよぶ。 古川古松軒の『西遊雑記』によると、「古人の方言に、大阪に坂なし、坂梨に坂有りとて、豊後より坂梨へ入るに片坂にて嶮(険)祖の下り坂一里半、豊後の西は肥後の国より小高き土地といふ」と記録されていることから、滝室坂は険しく容易に登ることができないものであった。そのため「参勤交代の行列は、藩主の休息所である坂梨御茶屋で休憩を取り、覚悟を決めて一気に坂を登った」〔滝室坂(たきむろざか) 阿蘇市 - 熊本県ホームページ〕。 西南の役では、檜垣直枝および佐川官兵衛率いる官軍が、滝室坂の頂上に隊を構え、薩摩軍を撃退している(佐川は被弾して戦死)。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「滝室坂」の詳細全文を読む
スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース |
Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.
|
|