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漂流郵便局[ひょうりゅうゆうびんきょく]
漂流郵便局(ひょうりゅうゆうびんきょく、)は、日本の芸術家・久保田沙耶による芸術作品。香川県三豊市詫間町の粟島にある旧粟島郵便局舎を利用した、宛て先不明の手紙が集まる「郵便局」である〔。 2013年(平成25年)の瀬戸内国際芸術祭の作品の1つとして久保田沙耶が制作した〔。久保田は漂流郵便局の「局員」を務め、かつて粟島郵便局で実際に局長を務めていた中田勝久が漂流郵便局の「局長」に就任している〔。なお「郵便局」と称しているが、日本郵便株式会社と関係はない〔。 == 概説 == 漂流郵便局は木造の旧郵便局舎を改装して開設された。漂流郵便局には届けたくても届けられない手紙が各地から届く〔。手紙の宛て先は、故人や未来の子孫、思いを伝えることのできなかった初恋の人〔、自分、長年の愛用品などさまざまである〔。特に故人宛ての手紙が多い。差出人名は書く必要はなく、「漂流郵便局留め」として手紙を送付する〔。手紙は封筒ではなくはがきでの送付が呼びかけられている。。 漂流郵便局に届いた手紙は「漂流私書箱」に保管される〔。漂流私書箱は松島潤平の協力の下、永田康祐が設計・施工した〔。私書箱はブリキ製で100個あり、無数のピアノ線で繋がれ、宙を漂っている〔。宛先が不明であることから、ストックして留めておくことはできないというコンセプトに基づいている。私書箱は回すと波の音が聞こえる仕掛けになっている〔。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「漂流郵便局」の詳細全文を読む
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