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漢字能力検定 : ウィキペディア日本語版
日本漢字能力検定[にほんかんじのうりょくけんてい]

日本漢字能力検定(にほんかんじのうりょくけんてい)は公益財団法人日本漢字能力検定協会が実施する漢字能力に関する検定である。一般に漢字検定または漢検と呼ばれる。
以前は文部科学省が後援していたが、現在は後援していない。
== 概要 ==

* 1975年昭和50年)開始。1992年平成4年)から文部省(現・文部科学省)の認定の資格となったこと、本検定を単位認定や入学優遇に使用する高等学校短期大学大学が増えてきたことにより最近では広く知られるようになってきた。また、本検定を重要視している企業もある。
* 文部科学省の認定制度廃止により、後に後援となった。しかし、2008年平成20年)に発覚した漢検協会事件に端を発した一連の不祥事が考慮され、現在は後援を取り消されている。
* 2008年(平成20年)度には延べ2,893,071人が受検し、近年では受検者数において実用英語技能検定をしのぐまでになった。ただし本検定の場合、同じ受検者が同試験日内に連続する4つまでの級を受検することが可能であり、また
* 最近では日本に渡ってきた外国人が、日本語漢字学習の一環として10級から受けるケースもある。
* 級が上がるほど使用頻度の低い漢字が出題される(常用漢字表外からも出題される)。準1級や1級のレベルでは、本検定以外での使用例が非常に少なく一般の漢和辞典にも載っていない読み〔日本の古典文学や、昔の中国の漢文いわゆる漢籍(訓読文)からの出題が多い。また、医学哲学の専門用語、仏教用語など、日常生活上は馴染みの薄い単語も出題される。〕や、熟字訓当て字も出題されている。
* 他の漢字能力に関する検定・大会
 *一般財団法人・日本漢字習熟度検定協会主催 漢字習熟度検定(略称は『漢熟検』。かつては『漢熟』、『新漢検』)
 *一般財団法人・日本ビジネス技能検定協会主催 漢字能力検定試験(受験者の多くは学校法人大原学園専門課程に在学の生徒)
 *大分合同新聞主催・旺文社協賛 大分合同漢字博士認定大会(毎年8月に開催)
 *漢字同好会とんぼのことば主催 漢字の鉄人テスト・鬼蜻蜓(毎年8月に開催)
* かつて存在した漢字能力に関する検定・大会
 * 学文社日本漢字検定協会主催 漢字検定大会(毎年9月または10月に開催されていた)
 *東京漢字検定協会主催 漢字検定試験
 *写研主催 漢字読み書き大会(後に日本語と遊ぼう会に変更)
 *毎日新聞社漢字実務検定協会主催 漢字実務検定

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「日本漢字能力検定」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Kanji kentei 」があります。



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