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漢那ダム : ウィキペディア日本語版
漢那ダム[かんなだむ]

漢那ダム(かんなダム)は沖縄県国頭郡宜野座村を流れる二級河川漢那福地川本流に建設された治水、灌漑、上水道供給を目的とするダムであり、本ダムと脇ダムからなる。ダム湖はかんな湖と名付けられており、2005年(平成17年)3月16日にダム湖百選に認定されている。ダム建設の総事業費は350億円であった〔沖縄総合事務局 『漢那ダムガイド』〕。
==目的==
治水としては漢那福地川で50年に1度の洪水に相当する計画高水流量200m3/sのうち130m3/sを調節する。管理開始から2005年(平成17年)までに11回の洪水調節が行われ、この間、下流部において水害は発生していない〔『沖縄地方ダム管理フォローアップ定期報告書 平成19年』 p.2・5〕。
ダム建設以前に漢那福地川から取水していた110ヘクタールの農地への用水供給(不特定灌漑)と、1日あたり2,500m3の宜野座村内への上水道供給に加え、流水の正常な機能の維持として0.034m3/sが確保される。
特定灌漑として宜野座村城原、高松、長門原の畑203ヘクタールに農業用水を供給する計画であったが、2006年(平成18年)の時点において県営灌漑排水事業が未完成のため特定灌漑用水の供給は実施されていない〔『沖縄地方ダム管理フォローアップ定期報告書 平成19年』 p.1・50〕。
上水道用水として沖縄本島全域に1日あたり最大11,500立方メートルを取水・供給できるようにする。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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