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減圧症[げんあつしょう]
減圧症(げんあつしょう)は、身体の組織や体液に溶けていた気体が、環境圧の低下により体内で気化して気泡を発生し、血管を閉塞して発生する障害の事である。潜水症(病)、潜函症(病) 、空気塞栓症、あるいは ケーソン病 とも呼ばれる。 == 概要 ==
気体の体積はボイル=シャルルの法則の法則によって一般に圧力に反比例〔温度一定の場合。ボイル=シャルルの法則を参照。〕する。高圧下では体積が大変微小で液体中にあった気体が、急激な減圧により体積が膨張して大きな気泡を生じ、これが血液内で起きると血管を塞栓し循環器系に血行障害をひき起こす。通常、酸素や二酸化炭素など、血中に溶けこんでいる気体濃度は呼吸によって速やかに排泄されるが、窒素はすぐには排泄できず、これが典型的な減圧症の主な原因となる。より高圧な環境で使われる大深度潜水に用いられるヘリウムが原因になることもある。 日本国内では、西伊豆でスクーバダイビングを楽しんだあと、箱根を越えて帰宅する場合に発症するケースが多く報告されている。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「減圧症」の詳細全文を読む
英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Decompression sickness 」があります。
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