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潜水艦指揮課程 : ウィキペディア日本語版
潜水艦指揮課程[せんすいかんしきかてい]
潜水艦指揮課程(Submarine Command Course, SMCC)はオランダ海軍が運営する潜水艦の指揮を執る海軍士官を養成する課程。以前は創設者であったイギリス海軍との共同運営であった。創設時には潜水艦指揮官認定課程(Commanding Officers Qualifying Course, COQC)と呼ばれていた。その合格率の低さゆえに非公式にペリッシャー(Perisher)とも呼ばれる。
第一次世界大戦中にイギリス海軍によって創設されたこの課程は、本来、潜水艦指揮官の高い損耗率により、戦時の死によって士官から士官へと手渡しで先行者の方法論が伝えられていくのが妨げられることに対処することが意図されていた。
引き続く第二次世界大戦では、オランダ海軍も課程に参画した。オランダは後にイギリスとともに課程を運営するパートナーとなり、後にイギリス海軍が完全に原子力潜水艦隊に転換した後は、ディーゼル・エレクトリック方式通常動力型潜水艦のための課程を運営する責任を引き継いだ。他の国々からの士官たちも定期的にこの課程に参加している。
4ヶ月にわたる課程は4つのステージに分かれて実施される。第1段階と第3段階では陸上のシミュレータにおいて行なわれ、第2段階には洋上での学習が含まれている。第4段階は評価であって、候補生たち(最大でも6人)は戦時と同様の条件下で助けを受けることなく潜水艦を指揮する能力を示さなければならない。本課程の合格率はわずか70%であり、失敗した候補生たちは潜水艦勤務を続けることはできない。
==編成と歴史==
第一次世界大戦に先立って、潜水艦の指揮に関連する知識はある艦の指揮官から後任に受け継がれてきた〔Davidson & Allibone, ''Beneath Southern Seas'', p. 108〕。しかしながら、戦争中の高い損耗率によりこうした養成法は常には受け継がれず、経験に乏しい潜水艦指揮官ほど、自らの死と艦の損失をもたらす過誤をいっそう犯しやすかった〔。1917年、イギリス海軍は指揮官候補者のための潜水艦指揮官認定課程を創設した〔。
引き続く第二次世界大戦では、オランダ海軍が士官を課程に送り込み始めた〔。イギリス海軍とオランダ海軍は1995年まで、合同で潜水艦指揮課程の運営に責任を負っていた〔〔Steketee, Perisher' sets the pass mark for submarine command''〕。
イギリス海軍の潜水艦隊が原子力潜水艦のみの艦隊に転換すると、オランダはディーゼル・エレクトリック潜水艦のための潜水艦指揮課程の運営の責任を引き継いだ〔〔。本課程は、2004年ISOに認定された〔。
本課程は他国の海軍からの潜水艦乗りが参加しており、オーストラリア海軍ブラジル海軍カナダ海軍デンマーク海軍(潜水艦戦力の廃止以前)、韓国海軍、そしてアメリカ海軍からの参加者がいる〔〔。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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