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潮吹き面 : ウィキペディア日本語版
ひょっとこ

ひょっとこは、口をすぼめて曲げたような表情の男性、あるいはそののこと。潮吹き面(しおふきめん)ともいう。
左右の目の大きさが違うこともあり、頬被りをしている場合もある。あるいは面を付けた人は頬被りをすることが多い。女性の「おかめ」(おたふく)と対にあつかわれることもある。ひょっとこは田楽祭礼における舞いや踊りの中での道化役としてしばしば登場する。
ひょっとこの語源は竈(かまど)の火を竹筒で吹く「火男」がなまったという説がある。また、口が徳利のようであることから「非徳利」からとの説などもある。
== 歴史 ==
舞楽に登場する「二の舞」に登場する滑稽な役を演ずる役の面が神楽へ移行したものが、滑稽な道化役としてのひょっとこの登場のはじまりだと考えられている〔料治熊太『日本の土俗面』 徳間書店 1972年 96-100頁。、。〕。
ひょっとこの面の造型自体は、猿楽などで使用されていた「黒尉」の面などに由来している。同種の面は「うそぶき」と呼ばれ、目はまるく、口をとがらせて突き出た形につくられている。現代まで見られるひょっとこの面の祖型が出来あがりはじめたのは室町時代であると見られており、江戸時代に里神楽・町神楽などを通じて一般的になっていったとされる〔。
物語としては佐々木喜善が、岩手県の言い伝えをまとめた著書『江刺郡昔話』(大正15年)の一説として有名である。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ひょっとこ」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Hyottoko 」があります。



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