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澄ましバター[すましばたー]
澄ましバター(Clarified butter)は、バターからレンダリングして、乳脂肪からか乳固形分と水を分離させたものである。通常は、バターを融解させ、密度に従って成分を分離させて作られる。水が蒸発すると固体の一部は表面に浮かんで掬い取られ、残りの乳固形分は底に沈んで残る。 工業的な製法でも直接蒸発法が用いられるが、デカンテーション、遠心分離の後、真空乾燥が行われる。またはクリームの乳化状態を壊した後、遠心分離により作られる〔Walstra, P. Wouters, J. Geurts, T. (2006). ''Dairy Science and Technology'', CRC Press - Taylor and Francis Group〕。 ==性質== 澄ましバターは、通常のバター(163-190℃)よりも発煙点が高く(252℃)〔Amy Brown, ''Understanding Food: Principles and Preparation'', 5th ed., 2014, ISBN 1133607152, p. 468〕、そのためソテー等の調理に適している。また、澄ましバターは新鮮なバターよりも賞味期限がずっと長い。乳糖やカゼインはほとんど含まず、そのため乳糖不耐症や牛乳アレルギーの人でも摂取することができる。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「澄ましバター」の詳細全文を読む
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