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火砕丘(かさいきゅう、)は、火山活動で噴出した火山砕屑物が火口の周囲に積もり、丘を形成したものの総称。 通常は単成火山であり、大きくても直径2-3km程度である。 == 火砕丘の種類 == 火砕丘はいくつかの種類に分けられる。 ; スコリア丘 : 玄武岩質のマグマからできたスコリアが積もったもの。活動時にスコリア丘の頂部にある火口に溶岩湖ができている場合、それが決壊すると、しばしば馬蹄形(U字型)の火口を持つスコリア丘になる。また、スコリア丘は発泡したスコリアが多く、密度が小さいため、密度の大きな溶岩が火口に溜まらずに、スコリア丘の底部から流れ出すこともある(大室山、阿蘇山米塚などが有名)。 ; : 安山岩〜流紋岩質のマグマからできた軽石が積もったもの。このようなマグマは、ガス成分が多く、玄武岩質マグマよりも爆発的な噴火を起こしやすいので、一般にスコリア丘よりも大きな火口をもつ。阿蘇山の草千里などが有名。 ; タフリング、(凝灰岩丘〔) : マグマ水蒸気爆発で形成される。マグマ水蒸気爆発は、マグマの成分とは無関係に、マグマが地下水や湖水などの冷たい水と接触すると起こる。爆発力が大きいため、火口が大きく高さは低い。マグマと水の量比によって爆発力や噴出物量が異なり、爆発力が比較的強く高さの低いものをタフリング、爆発力が比較的弱く高めのものをタフコーンと呼ぶ。屈斜路カルデラの中島、ハワイ・オアフ島のダイヤモンドヘッドはタフリングである。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「火砕丘」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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