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アイロンとは、熱と自重により衣類のしわをのばす、こて状の道具をいう。古くは炭火を熱源としていたが、現代では電気によるものが一般的である。近代では衣類の殺菌をする道具としても認知されている。 == 火熨斗(ひのし) == 熱した金属の熱と重みにより、布を伸ばすという工夫は中国においても古くからあり、そのような行為を「熨」(「尉:布をしりの下において熱を加え伸ばす」+「火:後世、『尉』が主に敵を鎮圧する武官を指すようになったため、特に火を使うことを強調し別字とした」)と言い、それに用いる道具を「火熨」又は「熨斗(『斗』はひしゃくでその形状をあらわす)」と言った。 日本にも、中国から、江戸時代中頃に金属製の片手鍋のような容器に熾き火にした炭を入れ、この熱と容器の重みで布のしわをのばす火熨斗(ひのし)が伝えられ、後述する炭火アイロンが登場しても、和服を伸ばすのには多く用いられ、電気式アイロンが普及する昭和30年頃まで使われていた。 「火熨斗」から、「伸ばす」ことを意味する「のし」に「熨斗」の字が当てられ、やがて、「熨斗鮑」(製造には火熨斗は用いられない)を経由し、慶事の贈答に用いる「熨斗(のし)」の用字となる。 なお、アイロンとしての「熨斗」は漢語では「うっと」と読み、現代中国語においても「熨斗(普通話:)」はアイロンを意味する。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「アイロン」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Clothes iron 」があります。 スポンサード リンク
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