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火獣目[かじゅうもく]
火獣目(かじゅうもく、Pyrotheria)は哺乳類の絶滅した目の一つ。新生代暁新世から漸新世中期にかけて、南アメリカに分布していた。ピロテリウム科Pyrotheriidae、コロンビテリウム科Colombitheriidaeを含む。また、異蹄目Xenungulataと統合しカロドニア科Carodniidaeをこの目に含める分類もある。 ピロテリウムのような大型種では体長3mに達する。バク・サイなどにも似た短い首とがっしりした体つきを持ち、五指のある足を持つ。南米の亜熱帯ステップや森林地帯に住み草食をもって生活していたと考えられる。 南アメリカ大陸で独自に進化をとげた有蹄哺乳類、午蹄中目の一群と考えられているが、他の動物との系統関係は明らかになっていない。 火獣Pyrotheriaというユーモラスな目名は、フロレンティーノ・アメギノによる命名である。これは本目を代表するピロテリウムの化石が火山の凝灰岩の地層から発見されたことに由来するものであって、火を吐くわけではない。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「火獣目」の詳細全文を読む
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