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為尊親王 : ウィキペディア日本語版
為尊親王[ためたかしんのう]
為尊親王(ためたかしんのう、貞元2年(977年)- 長保4年6月13日1002年7月25日))は、平安時代中期の皇族冷泉天皇の第三皇子。母は藤原兼家の娘超子三条天皇の同母弟。官位は二品・弾正尹
== 概要 ==
異母兄・花山天皇の薦めにより藤原伊尹の娘・九の御方と結婚するが、のち和泉式部や新中納言〔出自不明。〕と恋愛関係にあった。長保3年(1001年)冬頃から病にあり〔「去年冬十月病ヲ受クルノ後、数月懊悩、遂ニ以テ逝去シ給フ」(『権記』長保4年6月15日条)〕、翌長保4年(1002年)26歳という若さで薨去。伝染病が大流行していた平安京を毎日のように夜歩きしたために病を得たと噂されたという〔『栄花物語』巻第七,とりべ野。ただし、『権記』の記述によれば、実際の死因は伝染病ではないと考えられる。〕。
同母弟の敦道親王とともに、少し軽薄な性格であったと評された。また、子どものころは非常に美しい容貌をしていたが、元服後は容姿が見劣りしてしまったという〔『大鏡』巻第四,太政大臣兼家〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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