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烏丸通[からすまどおり]
烏丸通(からすまどおり)は京都市の主要な南北の通りの一つ。今朱雀とも呼ばれる表どおりである。本来は「からすまる」と読まれたが、撥音便化を経て音が脱落し、現在は「からすま」と読む(からすまるどほり→からすまんどおり→からすまどおり)。「烏丸家」という公家もあるが、こちらは「からすまるけ」と読む〔但し室町時代には、烏丸資任が「『三魔(さんま)』の1人」に数えられていたことからも判るように「からすまけ」と読まれていた。〕。 == 概要 == 平安京の烏丸小路にあたる。北は北大路バスターミナル(北大路駅)の北側の今宮通まで。南は京都駅で分断されるが、久世橋通まで延びている。 北大路通以北を除いて4車線の道路である。1877年に京都駅が誕生した後、京都市三大事業の一つである街路拡幅により駅正面の大通りとなったのは、「行幸道路」〔天皇が京都駅から京都御所へ行くための通路。〕として拡幅されたためである。また、三大事業の一つとして京都市電烏丸線も敷設された。京都御所の西端を通り、京都駅を南北に交差するため、、京都のメインストリートとなった。四条烏丸交差点周辺を中心として烏丸通は京都のビジネス街とされ、多くの銀行や企業がある。なお、京都市電烏丸線は1977年までに廃止されたが、のちに道路下には京都市営地下鉄烏丸線が敷設されている。また京都駅より南側の八条通以南は長らく細い道幅のままであったが、地下鉄烏丸線の京都-竹田間延伸工事にあわせて1988年に4車線に拡幅され、並行する竹田街道の混雑緩和に役立っている。 国道としては烏丸七条から烏丸五条までが国道24号、烏丸五条から烏丸北大路までが国道367号となっている。また、東本願寺の東側にあたる烏丸七条から烏丸花屋町の区間は東に蛇行し不明門通に重なるような線形をとっているが、これは市電の線路を敷設する際に東本願寺の門前が混雑するのを避けるために迂回したもので、市電廃止後も線形は変化していない(冒頭写真参照)。 御池通から四条通までの沿道は、路上喫煙等禁止区域に指定されている。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「烏丸通」の詳細全文を読む
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