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無我 : ウィキペディア日本語版
無我[むが]

無我(むが、パーリ:anattā、サンスクリット:अनात्मन् anātman)は、仏教用語で、「」に対する否定を表し、文字通りには「我ならざるもの」という意味である。「我が無い」と「我ではない」(非我)との両方の解釈がなされる。一方で、あらゆるものを非我(我ではない)とすると、どこにも我を見出すことはなく、必然的に無我(我は無い)という結論が導かれるので、非我と無我は同じことを指しており、非と無の訳語の違いにこだわる必要はないということもできる。
== 各宗派の解釈 ==

=== 原始仏教 ===
スッタニパータ』などの最初期の韻文経典では、無我はさかんに説かれる。それらによれば、「無我」は我執の否定を意味し、そのように、あらゆるものが我ではない(諸法無我(パーリ語:sabbe-dhammā-anattā सब्बे धम्मा अनत्ता)と観察し、これを智慧(prajNa)によって理解すると、清浄(しょうじょう)で平安な涅槃の理想に到達できるとする。
最初期の仏教経典では、我(自己, 魂, attan, ātman, आत्मन्)を
*「私のもの」(パーリ語:mama मम)
*「私」(パーリ語:ahaṃ अहं)
*「私の我(自己、魂)」(パーリ語:me attā मे अत्ता)
の3種に分かち、いっさいの具体的なもの、具体的なことのひとつひとつについて、「これは私のものではない」「これは私ではない」「これは私の我ではない」と3つの立場から観察する。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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