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無準師範[ぶじゅん しばん]
無準 師範(ぶじゅん しばん、淳熙4年(1177年) - 淳祐9年(1249年))は、中国・南宋時代の臨済宗の禅僧。名は師範、俗姓は雍。四川省綿州梓潼県の人。宋代禅林中の巨匠で理宗から仏鑑禅師を諡された。 == 業績 == 破庵祖先の法嗣、門下に 兀庵普寧・西巌了恵・別山祖智・断橋妙倫(以上、四哲と称す)・雪巌祖欽・無学祖元などがおり、日本僧では円爾がいる。中国五山の第一たる径山万寿寺の第34世に住し、円爾をはじめとして日本から無準に参じた僧は多い。日本禅林との関係は最も深く、最も強い影響を与えている。 無準は書法に長じ、多くの墨跡の名品を日本に伝えており、その書は張即之風で雄渾な大字で知られる。また『与円爾尺牘』の細字には別趣の味わいがあり、いずれも極めて格調が高い。無準は張即之と交渉をもったため、その弟子たちは好んで張即之の書を学んだ。 また無準は絵画にも非常に優れていたらしく、その弟子の牧谿は禅林が生んだ最大の画家で、その作品は日本にもたらされている。無準の著として『仏鑑禅師語録』が知られる〔鈴木洋保 pp..110-113〕〔伊吹敦 pp..113-116〕〔伊吹敦 p.127〕〔福嶋俊翁 pp..163-166〕〔木村卜堂 pp..178-179〕〔二玄社(書道辞典) p.226〕〔堀江知彦 p.654〕〔中西慶爾 p.855〕。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「無準師範」の詳細全文を読む
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