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無色界(むしきかい、ārūpya-dhātu)は、天部の最高部に位置し三界の一つである。欲望も物質的条件も超越し、ただ精神作用にのみ住む世界であり、禅定に住している世界。上から非想非非想処・無所有処・識無辺処・空無辺処の4つがある。 五蘊(ごうん)のうち色のない、受、想、行、識、の四蘊のみより成る世界。 無色と名づくのは、説一切有部では色がまったく無いからといい、大衆部・化地部などは麁色なき所謂とし、経部では色の起るを妨げずをいうからといわれる。 ==分類== ;非想非非想処(非有想非無想処、有頂天とも) :無色界の最高の天。何物も無しと思惟する定を超えて極めて昧劣な想のみが存在する定。有における天界の最上部であるため、有頂天とも呼ばれる。 ;無所有処 :無色界の第3天。何物も無しと思惟する定。 ;識無辺処 :無色界の第2天。識は無限大であると思惟する定。 ;空無辺処 :無色界の第1天。定を抑える一切の想を滅し、空間が無限大であると思惟する定。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「無色界」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Formless Realm 」があります。 スポンサード リンク
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