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無誘導爆弾 : ウィキペディア日本語版
無誘導爆弾[むゆうどうばくだん]

無誘導爆弾(むゆうどうばくだん、Gravity bomb)または自由落下爆弾(じゆうらっかばくだん)は、航空機搭載爆弾の一種。単に航空機から投下する爆弾を示す。最も古くからあるタイプの航空機搭載爆弾。
== 概要 ==
無誘導爆弾は、航空機から無線などによる操縦・誘導をともなわず、自由落下によって目標物へと投下される兵器である。爆弾本体の構造は、弾殻・信管炸薬と安定翼で構成される。各国が用いた初期の航空爆弾や大戦中の爆弾には、衝撃による弾体の変形や破壊による不発を少なくするため、信管が複数取り付けられることが多かった〔兵頭二十八『日本海軍の爆弾』59頁から60頁〕。
無誘導爆弾は、航空機の爆弾倉または機体下面や主翼下面に設けられた懸架装置に取り付けられる。航空機は無誘導爆弾を懸架して飛行し、目標の上空へ達すると照準器によって目標を確認し、投弾(切り離し)する。第二次世界大戦の中盤に無線、赤外線で誘導される誘導爆弾が開発されるまでは、航空機搭載爆弾には無誘導爆弾しかなかった。
ベトナム戦争時、F-4戦闘爆撃機火器管制システムと組み合わされた場合、500ポンド無誘導爆弾は平均誤差半径122m(400ft)の精度を発揮することができた。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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