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煉殺瓶 : ウィキペディア日本語版
火炎瓶[かえんびん]

火炎瓶(かえんびん 火焔瓶とも表記)は、瓶(主にガラス製)にガソリン灯油などの可燃性の液体を充填した、簡易な焼夷弾の一種である。「モロトフ・カクテル(Molotov Cocktail)」とも呼ばれる(「モロトフ火炎手榴弾」の項目および同項目のノートも参照)。
原始的な爆弾の一種とも言われるが、炎上はしても爆発はしない。そのため現在の日本法律では爆弾とはみなされず、「火炎びん」という独自のカテゴリになっている。
== 構造 ==
投擲された火炎瓶は着地した衝撃で瓶が割れ、燃料が飛散するとともに発火する。つまり着発式の投擲武器である。
瓶にガソリンなどを入れ、布などで栓をするだけでも火炎瓶として機能する。この場合、火種(栓にした布に火をつけるのが一般的)をつけてから投擲する必要がある。密封が甘いと投擲時に詰めた布が外れてしまう事故が起きることがあり、投擲者自身に火がつくおそれがある危険な武器である。この素朴な方式の火炎瓶は身近な材料だけで製造できるため、急造兵器としてよく見られる。
これに対して塩素酸塩や重クロム酸塩と硫酸化学反応を利用して発火させる方式は点火の必要がなく、安全性でも優れている。具体的には片方の物質を火炎瓶の外側に塗布し、もう片方を燃料に混入して火炎瓶が割れたときに混ざるようにするものである。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「火炎瓶」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Molotov cocktail 」があります。



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