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照射線量 : ウィキペディア日本語版
照射線量[しょうしゃせんりょう]

照射線量(しょうしゃせんりょう、英語:exposure)は、乾燥空気に対する電離能力で定義されたX線γ線の線量(放射線の作用とその影響の因果関係を定量的に論ずるとき、原因の大きさを記述する量)である。照射線量は、自由空気電離箱(free air chamber)で測定される量を1928年に国際的な共通単位として導入した最も歴史のある線量である。現在では、X線やγ線が「仮想的に」乾燥空気に作用したときに発生する二次電子を、「仮想的に」乾燥空気で満たされた空間に放ったとき生成する電離電荷量とX線やγ線が作用した仮想的な空気の質量との比で定義される。1962年以降の照射線量は、X線やγ線と空気の仮想的な相互作用を考えるため、空気中以外の場所(たとえば、水中や真空中)でも定義でき、線量を定義する場所で二次電子平衡が成立するか否かにも影響されない量として定義されている。〔International Commission on Radiation Units and Measurements:“Fundamental Quantities and Units for Ionizing Radiation (Revised).” J. ICRU, 11 (2011), ICRU Report 85a, ISSN 1473-6691〕


== 単位 ==
国際単位系の単位はクーロンキログラム (C/kg) である。
CGS静電単位系の単位は esu/ に等しいレントゲン (R) である。
この2つは標準状態の乾燥空気の密度を用いて
:1 C/kg = ~3870 R
:1 R = ~2.58 C/kg
と換算される(近似記号は、真空中の光速度を3.00m/sと近似したことによる)。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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