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照明弾[しょうめいだん]
照明弾(しょうめいだん、)は、飛行機・船舶・車両などから夜間などに発光する物体を空中に放ち、周囲を照らし視界を確保または合図を行うためのものである。 == 軍事用の照明弾 == 夜間に目標を照明し観測するために使用する砲弾である。榴弾砲や迫撃砲などの各種火器で上空に打ち上げられるか、航空機から投下され、パラシュートで降下しながら数分間周囲を照射する。 古くはアルミニウム粉、硝酸バリウム、硫黄をワセリン、パラフィンなどで練り合わせた物が使用されてきた。近年ではアルミニウム粉よりも強い光を出すマグネシウム粉と硝酸ナトリウムが使用されるようになった。 砲弾の場合の構造は、弾殻が輪切りになるように二つに分かれており、一方がもう一方に圧入されるか接合されて一発の弾丸を形成する。信管は弾頭か弾底に設置され、空中で作動させるという特性上、時限信管が装着されることが多い。内部構造は、アルカリ金属やアルカリ土類金属を主成分とする照明剤がパラシュートと繋がっており、弾殻を分裂させながらこれを射出する放出薬と、照明剤への導火線にあたる火管が内蔵されている。 似たような物に曳光弾、閃光手榴弾があるがこれは用途が照明では無いためここには含めない。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「照明弾」の詳細全文を読む
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