翻訳と辞書 |
照魔鏡[しょうまきょう]
照魔鏡(しょうまきょう)とは伝説に存在する鏡(かがみ)である。妖怪・悪魔の正体や妖術を照らし出してあばくとされている。降妖鏡(ごうようきょう)〔『武王伐紂平話』下巻(中国,元の時代)「太公一手擎著降妖鏡、向空中照見妲己、真性化為九尾狐貍」〕とも。
== 概要 == 中国の『事物原始』七国伝などには、姜太公(太公望)が照魔鏡で妖魔を照らしたという字句が見られる〔『事物原始』七国伝 「太公驚異曰、此必妖魔也。取照魔鏡照之。」〕。 日本では『通俗武王軍談』や、高井蘭山『絵本三国妖婦伝』(1804年)など、有名な九尾の狐(妲己)を扱った物語に、太公望が狐の妖術を見破り、その正体を照らし出すものとして照魔鏡が登場している。 歌舞伎などの戯曲では、九尾の狐(玉藻前)や狐が登場する作品に鏡を使ってその妖術や正体が照らし出される演出が使われていた〔坪内逍遥,渥美清太郎 編『歌舞伎脚本傑作集. 第11巻』春陽堂 1922年 鶴屋南北「玉藻前御園公服」88頁 この歌舞伎では八手の御鏡という宝物が照魔鏡の役割をしている。〕。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「照魔鏡」の詳細全文を読む
スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース |
Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.
|
|