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熊ヶ根 : ウィキペディア日本語版
熊ヶ根村[くまがねむら]

熊ヶ根村(くまがねむら)は、1889年まで宮城県宮城郡の西部にあった村である。広瀬川上流、青下川との合流点にあり、1889年に合併して広瀬村の一部になった。現在の仙台市青葉区熊ヶ根にあたる。2008年現在の人口は、819人である。
''この記事では合併後の熊ヶ根地区についても記述する。''
== 地理 ==

宮城県中部にある宮城郡の西部、奥羽山脈の山中にある。北西から南東に流れる広瀬川が、北からくる支流の青下川に合流するところにあり、この二つの川にはさまれたところが熊ヶ根村である。境界は、村の南が広瀬川で限られ、東と北東が青下川で限られた。川で区切られないところでは、西で松峯山、北で捻木山を境界とした。
人家と耕地は、合流点付近にある径1キロメートルの河岸段丘上にある。合流点の直近は一段下がった河原で、人家はなく、昔関山街道(作並街道)が通った野川橋が広瀬川にかかる。今の国道48号は、熊ヶ根橋によって高さ数十メートルの段丘から段丘をまたぎ越す。町並みは江戸時代の頃からずっと、段丘上を東西に通る関山街道または国道48号沿いに形成されている。
1889年の合併のとき新しく生まれた広瀬村は、名取郡長袋村のうち広瀬川南岸東部の道半をあわせた。この地区は大部分上愛子に入れられたが、野川橋の向かいにあたる小さな部分は熊ヶ根であった。広瀬川南岸でも、山がそのまま岸に落ち込むような所はそのまま秋保村長袋に属した。2006年現在は、かつて長袋に属した所も熊ヶ根に属した所も上愛子に含められ、熊ヶ根は広瀬川北岸、その対岸は上愛子となっている。
* 山
* 川 - 広瀬川青下川

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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