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クマ牧場(くまぼくじょう)は、クマを中心に展示飼養する動物園(テーマパーク、観光牧場)のこと。「熊牧場」と名乗る施設もある〔例えば、昭和新山熊牧場、阿仁マタギの里熊牧場である。また、奥飛騨クマ牧場は運営会社の正式名称が熊牧場、阿蘇カドリー・ドミニオンは動物取り扱い業の届出が熊牧場となっている。〕。多くはクマに給餌して楽しむことができる。北海道ののぼりべつクマ牧場が先駆けとなり、日本に広まる。野生に帰すことができないクマの保護収容施設となっている。 本来、牧場とは広い土地で家畜を放し飼いにする場所を指すが、日本ではクマの動物園に名付けられた『クマ牧場』( Bear Park )が有名であるため、これを中国などのクマの家畜繁殖場である『熊農場』( Bear Farm )と混同して用いる場合がある。中国の「熊農場」は動物園ではなく、熊製品生産のための畜産場〔いわゆる熊胆を中心としたクマの製品を産出する畜産業が動物園施設も併設している〕であるが、日本ではそれと規模や施設に類似点があることから“クマ牧場”と誤って称することがある。 == 一覧 == 現在、日本には7つの熊牧場が開設されている。 * 北海道 * のぼりべつクマ牧場 - 登別温泉(登別市)〔のぼりべつクマ牧場 公式HP 〕 *:草分け。ヒグマは芸をしないという定説を打ち破り芸を披露し全国的な知名度を高めた。“人間の檻”というガラス室からヒグマを観察できる。雄では国内最高齢のヒグマ「ロコ」(1980年生まれ)を飼育する〔クマ山ブログ 2011年2月1日 〕。ヒグマ博物館を併設。学術研究が多い。 * 昭和新山熊牧場 - 昭和新山・有珠山山麓〔昭和新山熊牧場 公式HP 〕 *:およそ100頭のヒグマがいる。“人のオリ”があり身近でヒグマを観察できる。仔羆のミルクタイムがある。 * 北の森ガーデン・熊牧場(大雪山ベアーセンター) - 上川町 (環境省では「大雪くま牧場」)〔北の森ガーデン 公式HP 〕 *:道北地方ではただ一つの熊牧場。ヒグマで構成。 * ベア・マウンテン - 新得町・サホロ岳(サホロリゾート内)〔ベア・マウンテン 公式HP 〕 *:日本初のベアマウンテン。敷地面積約15ヘクタールに野生に近い“クマの森”を構成。登別からヒグマを搬入。放し飼いにされたヒグマを遊歩道やサファリバスから観察。毎年、冬ごもり実証実験を行う。 * 秋田県 * 北秋田市阿仁マタギの里熊牧場 - (北秋田市阿仁地区)〔秋田県 森吉山麓 打当温泉 マタギの湯 公式HP 〕 *:日本で唯一、自治体が設置した熊牧場〔北秋田市観光情報HP 〕。ツキノワグマ主流。 * 岐阜県 * 奥飛騨クマ牧場 - 新平湯温泉(奥飛騨温泉郷)〔奥飛騨クマ牧場 公式HP 〕 *:ツキノワグマの飼育頭数では日本最大を誇る。クマのショーがある。 * 熊本県 * 阿蘇カドリー・ドミニオン - 阿蘇市〔阿蘇カドリー・ドミニオンHP 〕 *: 世界各地のクマが見られ飼育頭数は世界最大。チンパンジーのパンくんを飼育し、またペンギンショーを行うなど、クマ以外の動物が過半を占める。 ※一覧は、環境省による〔環境省は、のぼりべつ、昭和新山、サホロ、大雪(上川・北の森)、秋田八幡平、阿仁、奥飛騨、阿蘇の8箇所を把握しているが、秋田八幡平は閉園したため7箇所となる。〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「クマ牧場」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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