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熊谷榧 : ウィキペディア日本語版
熊谷榧[くまがい かや]
熊谷 榧(くまがい かや、1929年 - )は、画家日本山岳画協会会員。東京都出身。
画家・熊谷守一の次女として東京都に生まれる。1951年日本女子大学卒業。二児の母。
20代より山に魅せられ、多くの山を巡るうち自然と絵を描き始める。次第に父親と同じ「画家」という道を歩み出す。時同じく山スキーのとりこになり1960年代には既にヨーロッパの雪山をガイド付きで滑る。当時、日本人女性がひとりで欧州のスキーツアーを組むことはごく稀であった。
1977年、父・熊谷守一の死後、東京都豊島区千早にあった守一の旧居跡地に熊谷守一美術館を1985年創立。「父は画家だった。画家は絵だけが残ればよい。」という自身の信念により、熊谷守一の旧居と庭は美術館に姿を変えた(庭からケヤキハゼの2本の木は残す)。2007年に自身所蔵の熊谷守一作品をすべて豊島区に寄贈する。創立時より豊島区立熊谷守一美術館となった現在に至るまで25年間、同館の館長を務めている。
== 著書 ==

*モリはモリ、カヤはカヤ―父・熊谷守一と私(新日本出版社、1990年)
*グリーンランドは旅人を離さない(白山書房、1993年)
*ブナ林からの贈りもの(世界文化社、1993年)
*女ひとり氷河を滑る 榧・画文集(白山書房、1995年)
*晴れのち曇り 曇りのち晴れ―山の画文集(平凡社、2001年)

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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