翻訳と辞書
Words near each other
・ 熊谷西高等学校
・ 熊谷誠二
・ 熊谷警察署
・ 熊谷豪
・ 熊谷貞俊
・ 熊谷貨物ターミナル駅
・ 熊谷賢一
・ 熊谷辰太郎
・ 熊谷農業高等学校
・ 熊谷通運
熊谷連続殺人事件
・ 熊谷連隊区
・ 熊谷運動公園
・ 熊谷運動公園野球場
・ 熊谷運動公園陸上競技場
・ 熊谷運動公園陸上競技場兼サッカー場
・ 熊谷達也
・ 熊谷達也 (サッカー選手)
・ 熊谷達人
・ 熊谷郵便局


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

熊谷連続殺人事件 : ウィキペディア日本語版
熊谷連続殺人事件

熊谷連続殺人事件(くまがや れんぞくさつじんじけん)とは、2015年9月14日及び16日に埼玉県熊谷市で発生した連続殺人事件。
== 事件前日 ==

2015年9月13日12時半過ぎ、住所不定無職(前日まで群馬県伊勢崎市のサラダ製造工場に派遣社員として勤務)のペルー人の男が熊谷市内の民家の庭に侵入した。住民が「何か用ですか?」と声をかけると、男は電話をかけるような仕草で「ケイサツ、ケイサツ」と言い、さらに財布を手で叩きながら「カネ、カネ」と言ったという。住民は熊谷消防署玉井分署に連絡し、13時半頃、同署の署員が「片言の日本語で『ポリスに電話してください』と話す外国人がいる」と熊谷署籠原駅前交番に通報し、交番の警察官2人が13時45分に通報現場に臨場した〔〔埼玉県熊谷市内で連続発生した殺人事件に係る警察の対応と今後の取組について 埼玉県警察2015年10月掲載〕〔女児ら4人死亡、殺害か ペルー人の身柄確保 熊谷 朝日新聞デジタル2015年9月17日3時6分配信〕〔身柄確保の男?事件前に署から逃走 対応問題ないと県警 朝日新聞デジタル2015年9月17日13時21分配信〕〔〔〔熊谷連続殺人「不備はなかった」の一点張りで警察に不信感 週刊女性PRIME2015年11月9日2時30分配信(Yahoo!ニュースによる転載)〕。
男は「ペルーに帰りたい」という発言を繰り返し、スペイン語を発したため、警察は通訳が必要と判断し(通訳の手配を要請したのは15時頃)、男を熊谷署へ案内した〔〔〔。警察は身分や所持品の確認を行った後用件を確認すると、男は「神奈川にいるお姉さんの所・・・」「ペルーに帰りたい」などと述べ、警察は男に親族に電話をかけるよう指示すると、親族の日本語も片言であったほか、男は通話中に泣き出した〔。
同日15時頃、男はトイレに行くとそこでも泣き出したり、問い掛けを無視するなどした。男はその後喫煙休憩を求め、署員1名が付き添い玄関外の喫煙所で一服した。15時半前、庁舎へ戻ることを促されると、現金約3,400円やパスポート、携帯電話が入った荷物を署内に置いたまま(手ぶら)、署員を振り切って警察署前の国道17号中山道)を赤信号を無視して横断し、向かいのファミレスに逃げ込み、署員1人が追い掛けたが見失った〔〔〔〔〔〔<熊谷6人殺害>6人殺害現場の足跡酷似 ペルー人、意識不明の重体 埼玉新聞2015年9月17日配信〕〔事件前の任意同行後に姿消す 熊谷3事件、ペルー人の男 日本経済新聞2015年9月17日2時0分配信〕〔熊谷4人死亡 13日に事情聴取中 ペルー人の男逃走 東京新聞2015年9月17日朝刊〕〔「情報ライブ ミヤネ屋」 2015年9月17日(木)放送内容 価格.com〕〔埼玉・熊谷の4人死亡:怒号「刃物捨てろ」 緊迫の住宅街 男確保の時、住民「怖い」 毎日新聞2015年9月17日東京朝刊〕(『夕刊フジ』によると、1人の署員が煙草を吸うために男を玄関先に連れて行ったところ、署員が男に背を向けた隙に逃走したという〔)。
警察が携帯電話の通話履歴などを調べたところ、男が事情聴取を受ける前に複数の外国人知人と連絡をとっていたことがわかった。警察が通話相手から話を聞いたところ、男は身の周りの異常を訴え、後述のように「殺される」と話していたという〔熊谷6人殺害、容疑者「殺される」 事件前に知人らへ 朝日新聞デジタル2015年9月21日23時55分配信〕。熊谷署は、この時点では犯罪の嫌疑はないものの、男が日本語による会話が殆どできないことや、所持品を置いたまま逃走したという不審点から、何らかのトラブルを起こすと判断し、15時38分頃から7人態勢で、15時50分頃からは約20人態勢で捜索を行い、男の親族に男が訪ねて来たら連絡するよう依頼したほか、親族宅に署員を派遣した〔。
同日17時9分頃、署から約500m離れた住宅(16日の事件の現場の近所)から「敷地内の物置に外国人が侵入していたので声を掛けたら逃げた」、17時34分頃には同所から約270m離れた住宅から「中東系の外国人が侵入した」という110番通報があり(侵入者と思われる男性が侵入先の住宅付近の路上で会社員男性に対し疲れた様子で「カネ、カネ」と金銭を要求し、断られると近くの車を覗き見て、注意されると走り去ったという目撃証言があるほか、1件目の通報者によると、16時頃に物置を見た時は異常がなく、16時40分頃、自宅の物置の中で長袖Tシャツにジーパン姿の浅黒い肌の外国人風の男が、手ぶらで青白い顔で怯えた様子で立っているのを発見し、外へ出るように促すと物置から退出し、男は無表情のまま「カナガワ」と言い、事情を聞こうとすると急に走り出し、柵を乗り越え住宅街へと逃走したといい、翌日被害届を提出)、この件に関しては早々と、逃走した男が犯人であると署は把握しており、18時40分頃からは警察犬も加わって捜索を行ったが(出動要請自体は男が署から逃走した時点で出ていたが、埼玉県警には直轄警察犬が存在しないため、活動開始まで約2時間50分を要している)、警察犬による捜索は約55分間、400mで臭気が途切れて終了しており(警察犬なしでの捜索は20時40分頃まで行われ、その後パトカー2台による重点警戒に移行)、16日に男が自殺を図る(未遂)まで身柄を確保できなかった〔〔〔〔熊谷の連続殺人事件 警察犬によるペルー人男の追跡を55分で終了していた ライブドアニュース2015年9月19日11時3分配信〕〔。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「熊谷連続殺人事件」の詳細全文を読む



スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.