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熱き心に : ウィキペディア日本語版
熱き心に[あつきこころに]

熱き心に」(あつきこころに)は、1985年11月20日に発売された小林旭シングルレコードである。発売元はポリドール・レコード(現:ユニバーサルミュージック)。規格品番:7DX-1404。DMI-05001(プロモーション用非売品12インチシングル)。
== 解説 ==

*大瀧詠一が書き下ろした楽曲で、ストリングスを用いたサウンドが特徴。味の素ゼネラルフーヅ(AGF)マキシム」のCMソングに起用された。小林によると、デモテープ時点ではいまいち気乗りのしない曲だったが、スタジオに入ってストリングスアレンジの事を知り、イントロを聞いた際に「日活映画の世界ではなく、西部開拓史、ジョン・ウェインの世界だ」と気付き、これならいけると思ったという〔2005年河出書房新社発行の文藝別冊「総特集 大滝詠一」 〕。
*翌年に渡って売り上げを伸ばし、累計約37.6万枚を売り上げた。オリコンチャートでの最高位は第12位だったが、1986年のシングル年間チャートでは、第20位に入った。またTBSテレビの『ザ・ベストテン』でも10位内のランクインは惜しくも逃したが、1985年12月19日に『今週のスポットライト』コーナーで唯一の出演を果たしている。
*当曲のロングヒットで、同年の『第37回NHK紅白歌合戦』も、1977年の『第28回紅白歌合戦』(曲目は「昔の名前で出ています」)以来9年ぶり2回目の出演を果たす。ちなみに、曲紹介の際、白組司会の加山雄三から「今年、この曲ほど話題になった曲はありませんね」と言われた。それから8年後、自身5回目の出場だった1994年の『第45回紅白歌合戦』でも当曲が歌われた。
*当初この曲がCMとして流れた際歌手名を公表しなかったため、CMで使われたフレーズ部分の歌声が加山雄三に似ていたことから、加山の歌唱と勘違いされる一幕があった。後に歌っているのは小林旭と公表されたが、小林も冗談めかして「加山じゃないの?」と否定している。なお、その加山も2013年に同曲をカバーしている。
*1986年暮れの『第28回日本レコード大賞』では、金賞作詩賞特別選奨と3つの賞を受賞している。
*2001年発売のシングル昭和恋唄のB面にニューバージョンが収録されており、これ以降のベスト版にはこちらのリメイク版が収録されている場合もある。
*大瀧詠一によると、歌手・小林旭には松本隆の都会的な歌詞は似合わないとして、阿久悠の方に作詞を依頼したといわれる。
*大滝の死後、関係者がスタジオ整理をしていた所、セルフカバーの音源が録音されたのテープを発見、2016年3月21日発売の『DEBUT AGAIN』に収録される。
セルフカバー小林版のバックトラックを流用しているが、イントロや曲中のキーボードと曲中のギターパートと間奏のギターソロが入っていない。歌い方も小林版とは違う箇所がある。
2014年小林が「自分が帰った後マイクブースに入って歌っていた」と言うエピソードを明かしていた。
ただ、今回発見されたセルフカバーがその時の歌唱なのかは明らかではない。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「熱き心に」の詳細全文を読む



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