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熱力学的平衡[ねつりきがくてきへいこう]
熱力学的平衡(ねつりきがくてきへいこう、)は、熱力学的系が熱的、力学的、化学的に平衡であることをいう。つまり、物質やエネルギー(熱)の正味の流れや相転移(氷から水への変化など)も含めて、熱力学的(巨視的)状態量が変化しない状態のことである。系が熱力学的平衡状態にある場合、系を外界から孤立させても変化は生じない。また、系が熱力学的平衡であるとき、あるいは局所的に平衡とみなせる部分について、系の温度や圧力を定義することができる。 非平衡 (non-equilibrium) であるとは、系に物質またはエネルギーの正味の流れがあり、あるいは相転移が起こっている状態を指す。またこのような非平衡状態として安定していることを準安定状態という(水の過冷却状態が馴染み深い)。 == 概要 == 古典的な熱力学は、巨視的な意味での平衡状態をおもな対象としている。 熱力学的平衡とは、巨視的(熱力学的)状態量が一定の値を保持し、変化しない状態のことをいう。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「熱力学的平衡」の詳細全文を読む
英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Thermodynamic equilibrium 」があります。
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