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ペルティエ素子(ペルティエそし、)とは、電子部品のひとつで、熱電素子の一種である。 サーモ・モジュールとも呼ばれる。ペルチエ素子、ペルチェ素子と表記することもある。 名前の由来は、その原理を発見した物理学者、ジャン=シャルル・ペルティエに因んだもの。 ==原理== 2種類の金属の接合部に電流を流すと、片方の金属からもう片方へ熱が移動するというペルティエ効果を利用した板状の半導体素子。直流電流を流すと、一方の面が吸熱し、反対面に発熱が起こる。電流の極性を逆転させると、その関係が反転し高精度の温度制御に適している。また温度制御が可能なばかりでなく、温度差を与えることで電圧を生じさせることもでき、ゼーベック効果という。 ペルティエ素子の性能は最大吸熱量(''Q'' max)、最大電流(''A'' max)、最大電圧(''V'' max)で表される。印加電圧が大きくなると発熱量が増えて冷却効率が悪くなるため、最大電圧の50-60%が最適電圧といわれる。 複数重ねることで熱の移動量を増やすことができる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ペルティエ素子」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Thermoelectric cooling 」があります。 スポンサード リンク
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