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爆音 : ウィキペディア日本語版
爆音[ばくおん]
爆音(ばくおん)とは、爆発によって発生する(爆発音)、ないし爆発音に等しいほどの音圧を持つ大きな音のことである。
なお「迷惑な大きな音」(環境問題社会問題)に関しては騒音の項を参照してほしい。
==概要==
爆音は、非常に大きな音の代表格である。一般に爆発は瞬間的に発生する体積の急激な膨張現象であるが、これに伴って発生する音が爆音とされる。特に爆轟のような膨張速度が音速を超えた場合の爆音は、より大きなエネルギーをもっている。
爆発は爆薬火薬 / 火工品)などによって引き起こすことができるが、その一方で内燃機関の中では一定サイクルごとに発生している。通常この排気ガスは十分マフラーで減速され外部に排出されるが、この減速過程を経なかった排気ガスもまた爆音である。故に暴走族整備不良車両の立てる音もマフラーを外している(または意図的にその機能を壊している)場合は爆音そのものである。
なお爆発は爆薬などの燃焼のほか、急速な相変化によっても発生する。例えば水蒸気爆発液体から気体への相変化である。これは「固体・液体・気体」の三相に近代以降に追加されたプラズマ(高いエネルギーを持つ)への相変化によっても同様である。自然現象としての落雷)は自然発生した電気のエネルギーで瞬間的に大気がプラズマ化させられるが、この相変化によっても急激な体積膨張が発生し、爆音(雷鳴)を轟かせる。
その一方、外部からエネルギーが与えられたり内部の化学エネルギーが燃焼によって放出される以外に、単純に圧力が掛かっている状態の気体が一気に開放される状態も爆発同様に大きな音を立てる。卑近な例としては自動車タイヤバースト風船の破裂がこれに当たる。ボンベが破損した際も同様である。ちなみにポン菓子と言う菓子は、加熱調理の過程で一挙に圧力を開放することで作られるが、この際にも爆音が伴う。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「爆音」の詳細全文を読む



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