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爪楊枝 : ウィキペディア日本語版
爪楊枝[つまようじ]

爪楊枝(つまようじ、妻楊枝)は、程には長くない先の尖った木製の細いである。単に楊枝(ようじ)あるいは小楊枝と呼ばれることもある。英語では ''Tooth pick'' といい、合成樹脂など木以外の素材の製品も見られる。
== 形態・用途 ==
爪楊枝は、一般に長さ10cm未満程度の木の棒で、先端がある程度尖らせてある他、末端が滑り止めなどの凹凸になっていたり、何らかの飾りがみられるものもある。通常、断面は円形であるが、断面の四角い角楊枝もある。
用途としては、の間に詰まった食べかすを取る道具としてよく用いられるが、食品に添えて口に運ぶための食器として用いられたり、あるいはばらけ易い料理を一まとめにする際にも使われる。世界各国に存在し、日本ではクロモジの木で作られたものが多かったため、黒文字ともいう。安価な木製では使用されるシラカバなどの木自体がやわらかいことや、合成樹脂製のものでも衛生の観点もあり、使い捨てにされることが多い。ただ、洗うなどして繰り返し使用することを前提にした高級品もあり、象牙で造られたものもある。
日本では先端の反対側に装飾が施されている物が多い。装飾はこけしをモチーフにしており、日本製爪楊枝製造機の精度の高さをアピールするために付けられるようになったという説もあるが、
高級な物は着色されていたり紋様が入っていることもある。また、紙袋に封入されているものもある。外食産業等では楊枝立てに入れて供される。日本国内では大阪府河内長野市が主要生産地である。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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