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爬虫両棲類学 : ウィキペディア日本語版
爬虫両棲類学[はちゅうりょうせいるいがく]

爬虫両生類学(はちゅうりょうせいるいがく、英語:herpetology)とは、爬虫類両生類(両棲類)を対象とした動物学の一分野である。英語のherptileという語句は、爬虫類と両生類を含んだ意味で用いられる。
爬虫両生類学では変温(冷血)動物の四肢動物を扱う。両生類のサンショウウオイモリカエルアシナシイモリや爬虫類のヘビトカゲカメ、ムカシトカゲ、ワニなどが含まれる。
== 両者の関係 ==
爬虫両生類学には二つの綱が含まれるが、これらはともに変温動物で、サンショウウオとトカゲのようによく似た形態をしているものもある。
しかし進化的に見ると必ずしも密接に関連しているわけではない。両生類は3室に分かれた心臓を持ち、一生のほとんどを水辺で過ごす。また両生類は分泌腺に富んだ皮膚を持ち、多くは捕食者を撃退するために液を出す。成体は陸上生活が可能な体を持つが、幼生は原則としてえらを持ち、水中生活であり、成体になるときにはっきりした変態がおこなわれる。卵には殻がなく、水中に産卵されるのが原則である。
一方爬虫類は防水性の乾いた皮膚を持ち、で身を守っているが分泌腺はほとんど持たない。多くの爬虫類は一生を通じて水辺では生活せず、肺を持っている。爬虫類の心臓は3室だが、心室がやや仕切られ(ワニのみ4室)、卵胎生のウミヘビを除いて、ほとんどが陸で産卵する。しかし既に絶滅した種は異なった生態を持っていたものもある。
脊椎動物の分類の上では、爬虫類・鳥類・哺乳類を有羊膜類としてまとめることがあり、この観点でも両生類は大きな異質性を持っている。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「爬虫両棲類学」の詳細全文を読む



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