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父の終焉日記[ちちのしゅうえんにっき] 『父の終焉日記』(ちちのしゅうえんにっき)は、俳人小林一茶の作品。 享和元年(1801年)4月、たまたま帰省中の一茶は、父を急病で失い初七日を迎えることとなり、その三十余日間を、日記形式で綴ったもの。日々衰弱してゆく父の姿と遺産問題を端に発した継母・弟との確執がなまなましく描かれている。事実に基づいてはいるが、出版を前提に書かれ、脚色もあり、日本の私小説のルーツと言われる。一茶生存中に刊行されたものではなく、題名がついていなかったので「父終焉の記」、「みとり日記」、「看病手記」、「父の臨終記」など様々な表題がつけられたが、現在では束末露香によって名付けられた「父の終焉日記」として定着している。 == 原本 == 一茶の直筆の草稿は、寛政12年(1800年)刊の天地庵我泉の歳旦帳の裏面に書かれたもので、一茶の門人の久保田春耕の子孫に伝えられた。現状は荻原井泉水の表題がつけられた折本仕立てに表装されている。一茶ゆかりの里 一茶館(長野県高山村)で保存、公開されている。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「父の終焉日記」の詳細全文を読む
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