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尊属殺[そんぞくさつ]
尊属殺(そんぞくさつ、)とは、祖父母・両親・おじ・おばなど親等上、父母と同列以上にある血族(尊属)を殺害すること。狭義では特に、日本の明治刑法の規定で特例があった、自己または配偶者の祖父母・両親など直系の尊属の殺害を指すことが多い。 ==概説== 尊属殺人罪は、ローマ法の殺親罪 (parricidium) を元祖として、以来、世界各国で広く認められていた。しかし、近年では、親や祖父母だからという理由のみで優遇すべきだとする思想は、「不公平だ」「法の下の平等に反する」「子供は親を選べないのに、子供を蔑む発想だ」として排除されており、各国においても尊属殺人罪を規定する刑法は、大韓民国(刑法250条)や中華民国(刑法272条)、フランス刑法299条などのわずかな例をみるだけである〔刑法概説 各論 p16〕。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「尊属殺」の詳細全文を読む
英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Parricide 」があります。
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