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片付け食い : ウィキペディア日本語版
片付け食い[かたづけぐい]
片付け食い(かたづけぐい)とは、日本の食事作法においてマナー違反とされている食べ方の一つである〔本田(1978年)〕〔岡田(1998年)〕。「ばっかり食い」、「ばっかり食べ」、「一丁食い」ともいう。
== 概説 ==
食卓にご飯と、汁物を含めたいくつかのおかずが並んでいる場合、まず一つに箸をつけると、ほかのものには一切手を出さずになくなるまでそれを食べ尽くし、次の食事に手をつけると同じようにそればかりを食べ……といった食べ方である。
嫌い箸の一つ「重ね箸」としても知られる。
日本の食事作法では、三角食べと呼ぶ、ご飯とおかずを交互に食べる事がマナーとなっている〔香川芳子監修『親子で学ぶ食卓の基本』優しい食卓、2005年〕。
近年、子供や若者たちの間にこうした食べ方が増えた事から、問題視されて話題に取り上げられることがある〔オヤコネット編集者『ママ声人語』「ばっかり食い」の子どもが増えている! 〕。洋食中華料理だけでなく、日本料理においても割烹料亭など、酒と一緒に供されるコース料理では、お客の飲み具合・食べ具合に合わせて一品ずつ料理が出てくるのが基本であるが、そうしたところで飲食する経験の少ない若い世代がなぜ片付け食いをするかは不明となっている。
説としては以下に挙げるものが唱えられているが、定かではない。
*全体的に薄味のものが増えたことから、ごはんで味を薄める必要がなくなり、自然と口中調味も必要なくなった。
*チャーハンなど、おかずとごはんの区別がなくなったことで、おかずとごはんを交互に食べるという習慣がなくなった。
*一人で食事をする機会(個食)が増え、一人の自炊だと作るおかずの量、品数が減るので、おかずだけを食べ続けるようになった。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「片付け食い」の詳細全文を読む



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