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片岡昇[かたおか のぼる] 片岡 昇(かたおか のぼる、1932年8月28日 - )は、石川県鳳至郡出身の元プロボクサー。本名・片岡 昭雄(かたおか あきお)。スタイルはオーソドックス。不二ボクシングジム所属。日本人で史上初のヘビー級タイトル獲得者。体重は79.9kg(現在ではクルーザー級に当たる)。 == 来歴 ==
不二ジムが中心となって企画された「ヘビー級ボクサー養成プロジェクト」の一環として大相撲力士からボクサーに転向。 1956年9月17日、村下巌との初の日本人同士のヘビー級戦が行われ、これに勝利した片岡は日本ヘビー級1位となる〔片岡昇の“功績” 日本ヘビー級初代王者 東奥日報 2009年3月31日〕。 1957年5月4日、京橋公会堂にて中越豊との日本ヘビー級タイトルマッチに出場。10回判定勝ちで初代日本王座を獲得した〔なお、戦前にジョニー・フリーマンが獲得した日本王座を初代とみなす場合もある。〕。6戦目での王座獲得は2年後に米倉健志が5戦目で奪取するまで日本王座獲得最短記録であった(2013年現在の記録は平仲明信・辰吉丈一郎・井上尚弥らの4戦)。しかし、この試合は「スピードもスタミナもない凡戦」と酷評された〔56年ぶりに復活する、日本ヘビー級王者。~7・25、最重量級タイトル戦開催~ NumberWeb 2013年7月10日〕。また、防衛戦の相手が見つからなかったため、翌1958年1月に王座が保留となり、日本ランキングも事実上消滅した〔日本ボクシングヘビー級51年ぶり復活 nikkansports.com 2008年11月11日〕。また、試合枯れの間に米軍のアマチュア選手に23秒KO負けを喫している。 片岡の引退以降、2012年に藤本京太郎が1位になるまで半世紀以上日本ヘビー級は空白であり、2013年に藤本京太郎が日本ヘビー級王者になるまでタイトルは空位だった。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「片岡昇」の詳細全文を読む
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