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牛糞 : ウィキペディア日本語版
牛糞[ぎゅうふん]

牛糞(ぎゅうふん)はウシ廃棄物として処理が問題になる一方で、堆肥燃料建材などとして利用され、宗教行事にも用いられる。
== 排泄量と成分 ==

=== 排泄量 ===
ウシの排泄量は、飼料の摂取量や種類、環境や乳量によって異なる事が知られている。日本国内の研究機関で延べ535頭の乳牛を対象にした調査によると、2頭以上の子牛を出産した乾物摂取量22kg/日、乳量34kg/日のウシは糞量が52kg/日、乾乳期で乾物摂取量10kg/日のウシでは糞量が20kg/日となっている〔。なお、尿の量はそれぞれ15kg/日、12kg/日である〔。また、肉用牛の場合は糞尿を合わせた排泄量の基準値が、23 - 25kg/日とされる。
なお乳牛の1日あたりの糞量については次の式が報告されており、の含有量の低い飼料を与える事で、糞量を低減できる可能性が指摘されている〔。
X = -8.4753+1.8657\times D+0.4948\times NDF
X:糞量(kg), D:乾物摂取量(kg), NDF:中性デタージェント繊維含有量(kg)
日本の場合は、2013年の1年間で乳牛と肉用牛からそれぞれ約2,442万トン、2,357万トンの糞尿が発生しており、同国全体の家畜排泄物8,295万トンのうち約58%を占めている。インドでは、ウシやスイギュウから年間5億6,200万トンの糞が排泄されている。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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