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牟佐大塚古墳[むさおおつかこふん]
牟佐大塚古墳(むさおおつかこふん)は、岡山県岡山市北区にある古墳。形状は円墳である。国の史跡に指定。箭田大塚古墳・こうもり塚古墳と並んで、岡山県下三大巨石墳の一つに数えられている。 == 概要 == 古墳時代後期から終末期にかけての6世紀末に築造されたと考えられている。墳径約30m・高さ約8.5m。牟佐集落内にあり周囲に道路が通り古くより裾部が削られているが、復元すると直径40m、高さ10mを上回る大型の円墳であると考えられている〔おかやまの埋もれた歴史再発見 No.13 牟佐大塚古墳 岡山市教育委員会文化財課〕。 南側に花崗岩の巨石を組み合わせた横穴式石室が開口している。石室は両袖式で全長約18m、玄室は奥行6m・幅2.8m・高さ3.2m、羨道は長さ約12m・幅1.8m~2.4mで入口に向かって広くなっており高さは2.1mである。玄室には長さ2.88m・幅1.6m・高さ1.5mの刳抜式家型石棺がある。石棺は貝殻石灰岩〔現地説明板(2009年 岡山市教育委員会/設置)では貝殻凝灰岩と記述〕製で岡山県井原市浪形山で産出されたものである。石棺には盗掘のため小口の穴が開いている。 古墳は、古代山陽道が旭川を渡る地点の近くに位置する。岡山平野・岡山県東部・美作を結ぶ要衝の地にあり、被葬者は当地域の交通権を掌握した国造クラスの人物であろうと考えられている〔現地説明板(2009年3月 岡山市教育委員会/設置)〕。またはこの地の豪族である上道氏の墳墓とも推察されている〔岡山市の文化財探訪3 岡山市の古墳3 -後期古墳-No.3 牟佐大塚古墳 岡山市デジタルミュージアム〕。 1930年(昭和5年)2月28日、国の史跡に指定された。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「牟佐大塚古墳」の詳細全文を読む
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