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物理量(ぶつりりょう、physical quantity)とは、 *(JIS8103 計測用語) 物理学における一定の体系の下で次元が確定し、定められた物理単位の倍数として表すことができる量のこと。 工業量(=「複数の物理的性質に関係する量で、測定方法によって定義されている工業的に有用な量。硬さ、表面粗さなど」と定義される量)と対比されるもの〔日本規格協会『JIS工業用語大辞典(第5版)』(2001/03)、ISBN-10 4542201287、ISBN-13 978-4542201286〕 *物理現象を述べるときに出てくる量〔後藤憲一、小島彬、土井勝、小野広明 『基礎物理学(第2版)』 共立出版(2004/04)、ISBN-13 978-4320034297 「1.1 物理量と単位」〕。現象や物質の一つの測定できる属性〔『物理学大辞典 普及版』丸善(2005/03/31) ISBN=4-621-07586-1 "測定の単位"の項〕。 == 概説 == 一般に、自然科学分野の文書では、単に「量」という言葉を使うことが多い〔『国際単位系 第8版 日本語訳(PDFファイル)』〕。例えば自然科学分野の辞典の多くでは「物理量」や「物理単位」などという項目自体がなく、単位や単位系の項目の説明では単に「量」という言葉が使われている〔長倉三郎、他(編)『岩波理化学辞典-第5版』岩波書店 (1998/02)〕〔『物理学辞典-三訂版』培風館(2005/09)、ISBN-10 456302094X、ISBN-13: 978-4563020941〕〔化学大辞典編集委員会(編)『化学大辞典-第3版』共立(2001/09,初版1960/09)〕〔山崎昶(訳)『オックスフォード科学辞典』朝倉書店 (2009/07) ISBN-13: 978-4-254-10212-3〕。 あるいは、「物理量」という言葉を使っているものの、その定義が何なのか示していない文献〔大槻義彦(編),大場一郎(編)『新・物理学事典 (ブルーバックス)』講談社 (2009/06/19)、ISBN-13: 978-4062576420 p386〕〔「JIS Z8202(量及び単位-第0部) 参考1 2.1 物理量,単位及び数値」 日本規格協会『JISハンドブック 標準化<35> 1992』(1992/04/20)、ISBN-10 4-542-12667-6〕もある。 本項目の以下の記載でも単に「量」と記載することがある。 スカラー量とベクトル量のような、様々の観点からの量の分類についてはウィキペデイアの「量」の項目を参照のこと。 SI組立単位におもな物理量の単位一覧が掲載されている。 物理量の数値的な演算を行うときには単位の換算が必要になる場合がある。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「物理量」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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