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飽和攻撃(ほうわこうげき)は、攻撃側が攻撃を仕掛ける際に、攻撃目標のもつ防御のための処理能力の限界を超えた時間当たりの量で攻撃すること。 == 概要 == 飽和攻撃は、防御側の時間当たりまたは1回当たりの防御能力がnとするなら、攻撃側は、nより多い攻撃を一時に加えれば、必ず相手に打撃を与えることができる、ということ。このnの単位は、個数でもよいし、確率でもよい。 例えば、航空機が空対艦ミサイルを使い、艦船を攻撃する場合を考える。 *攻撃側の使用する対艦ミサイルの命中率は100%とする。 *防御側の艦船は、飛来するミサイルを対空ミサイルで迎撃して防御し、その対空ミサイルの命中率を100%とする。 *防御側の艦船は、飛来するミサイルを同時に5個まで迎撃可能。 このように仮定した場合、攻撃側が6発以上のミサイルを同時に打ちこめば、確実に少なくとも1発は命中することとなる。攻撃側が6発のミサイルを(防御側の体制が整う時間を隔てて)2度にわけてしまうと、3発-3発としても、5発-1発としても、すべて迎撃されることと対比されたい。 つまり、防御側が一時に対処できる量(防御能力)を上回る攻撃を一時に加えることによって、防御能力が飽和してしまった状態を作り出しつつ、防御側により抵抗されることなく攻撃を加える、というのが飽和攻撃の目的である。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「飽和攻撃」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Saturation attack 」があります。 スポンサード リンク
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