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特別病室[とくべつびょうしつ] 特別病室とは、1938年から1947年に群馬県吾妻郡草津町にあったハンセン病療養所草津楽泉園にあった患者の監禁所で、懲戒検束規定があったが、恣意的に使われ、零下16-7度(20度と想像した記載もある)の寒冷のため死者が出た。医療は行われなかった。重監房ともいう。
==特別病室の概要==
*1933年から、監禁所は設けられていた。〔『風雪の紋』 p141〕それに加えて「特別病室」が作られた。それは三井報恩会の寄付の一部からである。〔山本俊一『日本らい史』 東京大学出版会 1993 ISBN4-13-066401-8 C3047 P8755E 〕完成は1938年12月24日である。〔『風雪の紋』 p416〕重監房は8室あり、各々独立し、4畳半に足りず、板張りで用便のための穴がある。はめごろしの窓があり、昼も暗かった。めし箱が入る出し入れ口があり、外気が入り込んだ。暖房器具もろくな防寒具もなく、長期間収監した。規律の維持、懲罰の実施は、看護長が行った。〔『ハンセン病重監房の記録』 p149.〕
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「特別病室」の詳細全文を読む
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