翻訳と辞書 |
特別高等警察[とくべつこうとうけいさつ]
特別高等警察(とくべつこうとうけいさつ、, SHP)〔Christopher Aldous 『The Police In Occupation Japan: Control, Corruption and Resistance to Reform (Routledge Studies in the Modern History of Asia) 』 Routledge p.309〕は、国事警察として発足した高等警察から分離し、国体護持のために無政府主義者、共産主義者、社会主義者、および国家の存在を否認する者を査察・内偵し、取り締まることを目的とした日本の政治警察。 内務省警保局保安課を総元締めとして、警視庁をはじめとする一道三府七県〔北海道警、警視庁、大阪府警、京都府警、神奈川県警、長野県警、愛知県警、兵庫県警、山口県警、福岡県警。 〕に設置されたが、その後、1928年に全国一律に未設置県にも設置された。略称は特高警察(とっこうけいさつ)、特高(とっこう)と言い、構成員を指しても言う。 ==概要==
特別高等警察は、高等警察の機能を持つ組織である。高等警察とは、「国家組織の根本を危うくする行為を除去するための警察作用」と定義される。いわゆる政治警察や思想警察のことである。戦前の日本では、治安警察法、出版法、新聞紙法などに基づいて、この種の警察作用が行われた。特別高等警察では、このうち特に、社会主義運動、労働運動、農民運動などの左翼の政治運動や、右翼の国家主義運動などを取り締まった〔。など、「特高」は当時の思想弾圧の象徴ともいえる存在であった。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「特別高等警察」の詳細全文を読む
スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース |
Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.
|
|