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特異日[とくいび]
特異日(とくいび)とは、その前後の日と比べて偶然とは思われない程の高い確率で、特定の気象状態(天気、気温、日照時間など)が現れる日のこと〔和達清夫監修 『新版 気象の事典』 東京堂出版、1974年、404頁〕〔浅井冨雄・内田英治・河村武監修 『【増補】平凡社版 気象の事典』 平凡社、1999年、391-392頁 ISBN 4-582-11507-1〕。特異日は世界的に認められた概念であり、英語では「シンギュラリティ」()と呼ばれる。 転じて気候以外にも、何らかの政治的事件が集中して起こる日を指すこともある。 ==概説== 特異日に関する研究は1920年代にドイツの気象学者によって行われた〔。シュマウスは特異日を「ジンギュラリテート」と呼んだ。 気温の特異性に関しては、実際のデータを用いて多変量解析を行うことにより、特異性があるか否か(ある特定の日が特異日であるといえるか否か)を統計的に検定することができる〔鈴木栄一著 『気象統計学』 地人書館、1975年(五版)、111-113頁〕。 厄日とは異なることに注意しなければならない。厄日は暦の上から言われるもので、特に農業上の注意を喚起するもの、例えば二百十日などがよく知られるが、特異日とは無関係である。実際、過去の統計を見ると8月末と9月中旬の台風襲来の山にはさまれ、二百十日頃の台風襲来は非常に少ない。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「特異日」の詳細全文を読む
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