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犬歯[けんし]
犬歯(けんし)は側切歯の遠心側に隣接する歯。上下顎それぞれに一対(計四本)ある。食物を捕らえ、切り裂くための歯である。ヒトの場合、前歯部を構成する歯の一つである。 犬で良く発達しているため、犬歯と言うがそのほか、槍のようにとがっていることから尖頭歯ともいう。また、裁縫の際に糸を引っ掛けて切ることができることから、糸切り歯ともいう。口を閉じたときの口角部に位置し、歯根が他の歯に比べ長い。 歯列で側切歯の遠心側に隣接する歯の事。正中から3番目にあることから3番とも言う。近心側隣接歯は側切歯、遠心側隣接歯は第一小臼歯である。萌出が周囲の歯よりも遅いため、萌出するスペースが残っていないことがあり、この場合唇側転移をすることが多い。これを一般に八重歯(やえば)という。 == 特徴、性差 == 犬歯はいわば牙であり、ヒトにおいても例外ではない。傾向としては犬歯は他の歯に比べ性差が明らかで、平均的に男性のほうが女性よりも6%程度犬歯が大きく鋭くなっている。 また犬歯は他の歯に比べ根が非常に深く頑丈な歯である。多くの歯を失った老人でも最後まで生えており、その寿命は一番長い。また顎の動きをアプローチする為に非常に重要な歯である。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「犬歯」の詳細全文を読む
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