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犬追物[いぬおうもの]
犬追物(いぬおうもの)は、鎌倉時代から始まったとされる日本の弓術の作法の一つ。流鏑馬、笠懸と共に騎射三物の一つに数えられる。 ==作法== 競技場として40間四方の平坦なスペースを準備し、そこを「馬場」とする。その馬場に36騎の騎手(12騎を1組とする)、2騎の検分者(「検見」〔紙本著色 武田元光 犬追物検見之像 (発心寺所蔵)〕といわれる)、2騎の喚次、150匹の犬を投入し、所定の時間内に騎手が何匹犬を射たかで争う。矢が貫かないよう「犬射引目」(いぬうちひきめ)という特殊な鏑矢を使用した。ただ単に犬に矢を当てればよいというものではなく、相撲の決め手のように打ち方や命中した場所によっていくつもの技が存在した。この判定のために検見や喚次が必要となった。馬上の三物(みつもの)の一つ。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「犬追物」の詳細全文を読む
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