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独眼竜 : ウィキペディア日本語版
独眼竜[どくがんりゅう]
独眼竜(どくがんりゅう)は、隻眼の英傑に対して与えられることがある異称である。初例は中国後唐の太祖李克用だが、日本では戦国大名伊達政宗がよく知られる。独眼龍とも。
== 李克用 ==
李克用に仕えた武将で、後に後唐の皇帝になった人物である。15才のときに(ホウクン)討伐に従軍して目覚しい働きをして、「飛虎子」とあだなされた。一時、父とともに賊とされて北方に逃げたが、中和元年(881年)に赦されて黄巣討伐を命じられ、3年(884年)に長安を奪回する功績をあげた。その時、軍勢は甚だ雄で、諸侯の軍は皆おそれた。李克用の率いる軍団は黒色に統一された漆黒の軍装であった。片目が小さい、または見えなかったという〔『旧五代史』・『資治通鑑』に「一目微眇」。平凡社百科事典はこれを目が小さいと解する。『新五代史』は微がなくて一目眇。〕。時の人は李克用を「独眼龍」と呼んだ〔この段落の記述全般は、『旧五代史』巻25、武皇紀上による。〕。李克用が独眼龍と呼ばれたことは、『旧五代史』の他、『資治通鑑』、『十八史略』のようなよく読まれる史書に記されている。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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