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独立の法則[どくりつのほうそく] 独立の法則は、メンデルの法則の一つで、二つの遺伝子は配偶子への分離に関して互いに何の影響も及ぼさないとするものである。 == 概説 == グレゴール・ヨハン・メンデルはエンドウを使って交配実験を行い、一組の対立遺伝子について実験を行ない(一遺伝子雑種)、優性の法則と分離の法則を立てた。これは、対立遺伝子の間には優劣関係が有り、両者を同時に持った場合、その個体は優性の形質を表現型としてしめすこと、子孫を残す際に配偶子には二個の遺伝子が一個ずつ分離して入ることなどを述べたものである。 たとえば丸い豆を作るエンドウとしわのある豆を作るエンドウの間の雑種第一代では、すべての豆が丸である。これは、丸の遺伝子がしわの遺伝子に対して優性だからである。他方、その雑種第一代の自家受精では、丸:しわ=3:1 でしわ個体が出現する。これは、雑種第一代には丸としわの遺伝子が入っているから、その配偶子には丸かしわかどちらかが 1:1 で入っていると考え、それらの組み合わせを考えれば簡単に説明できる。 次に、メンデルは複数の対立遺伝子の間の関係を考えた。その結果として得られたのが独立の法則である。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「独立の法則」の詳細全文を読む
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